パース近郊のワイルドフラワー完全ガイド|見頃・おすすめ観賞スポット・モデルコース

西オーストラリア州は、世界でも有数のワイルドフラワーの宝庫です。なかでもパース近郊のワイルドフラワーは、市内中心部から30分~1時間ほど移動するだけで、バンクシア、カンガルーポー、エバーラスティング、オーキッド、ワトルなど、土地ごとに違う花を楽しめるのが魅力です。

見頃は例年8~10月。もっとも種類がそろいやすいのは9月ですが、北側の海岸平野では8月から咲き始め、標高のあるパース・ヒルズでは9月後半まで花が残り、ロットネスト島では11~12月に見られる種類もあります。

ワイルドフラワー観賞というと、広い草原に花が一面に咲く風景を想像しがちです。しかし、パース近郊では低木の間や森の足元に小さな花が点在する場所も多く、オーキッドは足元をよく見ないと気づかないほど小さいことがあります。

初めての旅行なら、車なしでも行きやすいキングス・パーク(Kings Park)を基本に、時間があればボールド・パーク、ワイヤレス・ヒル、ジョン・フォレスト国立公園、エリス・ブルック・バレー、ヤンチェプ国立公園などを組み合わせると、花の種類と景色の違いを楽しめます。

2026年のエバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバル(Everlasting Kings Park Festival)は、9月18日から10月4日まで開催されます。州内各地のワイルドフラワーを一か所で見られるため、短期旅行者にとって最も確実性の高い時期です。

この記事では、日本から訪れる旅行者向けに、見頃の時期、月別の特徴、パース近郊のおすすめ観賞地、車なしで行ける場所、日帰りドライブ、代表的な花、服装、写真撮影、自然保護のルールまで詳しくまとめます。

パース近郊のワイルドフラワーとは?

西オーストラリア州南西部は、世界的に知られる生物多様性の高い地域です。

パース周辺だけでも、海岸沿いの石灰質の土壌、砂地のバンクシア林、ダーリング山地のジャラやマリーの森、花崗岩の露頭、湿地など、狭い範囲に異なる環境があります。

そのため、同じ9月でも場所を変えると見られる花が変わります。

主な見頃8~10月
最も種類が多い時期9月
市内で見やすい場所キングス・パーク、ボールド・パーク、ワイヤレス・ヒル
郊外の代表地ヤンチェプ、ジョン・フォレスト、エリス・ブルック・バレー
主な花エバーラスティング、カンガルーポー、オーキッド、バンクシア、ワトル
おすすめ滞在3~5泊

キングス・パークの花壇では、州内各地の植物が計画的に植えられています。一方、郊外の保護区では、その土地に自生する花を探します。

「確実に色鮮やかな花を見たい」ならキングス・パーク、「自然の中で小さな花を探したい」なら郊外のブッシュランドが向いています。

一面の花畑だけがワイルドフラワーではない

パース近郊では、森の中に咲く小さなオーキッドや、低木の枝に一輪ずつ咲く花も見どころです。足元と目の高さの両方をゆっくり探してください。

見頃の時期

パース近郊の一般的なワイルドフラワーシーズンは8~10月です。

ただし、花は気温、冬の雨量、春先の暑さ、風、山火事や計画焼却の影響を受けます。毎年まったく同じ日に同じ場所が満開になるわけではありません。

7~8月:早咲き

冬の終わりから、ワトル、ハーデンベルギア、ピンク・フェアリー・オーキッド、ドンキー・オーキッドなどが咲き始めます。

8月は、パース北部の海岸平野、ワイヤレス・ヒル、エリス・ブルック・バレー、パース・ヒルズの一部で種類が増えてきます。

この時期は滝や小川にも水が残り、花だけでなく緑の森を楽しめます。

ただし、雨の日が多く、歩道がぬかるむことがあります。

9月:最盛期

初めてワイルドフラワーを目的にパースを訪れるなら、9月が最も計画しやすい時期です。

エバーラスティング、カンガルーポー、スモークブッシュ、グレビレア、ハケア、バンクシア、オーキッドなど、多くの種類が同時に見られます。

キングス・パークではフェスティバルが開催され、ボールド・パークではオーキッドや低木の花が見頃になります。

郊外ではジョン・フォレスト国立公園、ワリャンガ国立公園、エリス・ブルック・バレー、ヤンチェプ国立公園などを組み合わせやすい時期です。

10月:遅咲きと海岸部

10月前半までは多くの場所で花を楽しめます。

気温が上がると内陸の花は終わり始めますが、海岸部、ボールド・パーク、ロットネスト島では遅咲きの花が残ります。

ヤンチェプ国立公園でも9~10月が見頃の種類があります。

10月後半は暑い日が増えるため、観賞は午前中がおすすめです。

11~12月:ロットネスト島など

パース市内と丘陵地の春の花は減りますが、ロットネスト島では11月以降に咲くファンフラワーや海岸性の植物があります。

ロットネスト島の公式案内では、ワイルドフラワーシーズンは9~12月が見頃とされています。

ただし、色鮮やかなエバーラスティングや春のオーキッドを主目的にするなら、9月までに訪れる方が確実です。

雨量と気温による違い

冬に適度な雨が降り、春の気温上昇が緩やかな年は、花期が長くなる傾向があります。

反対に、春先に急に暑くなると、花が早く終わることがあります。

旅行直前は、キングス・パーク、各自治体、国立公園、現地ツアー会社の開花情報を確認してください。

時期特徴おすすめ場所
7月後半~8月早咲き、オーキッド、ワトルワイヤレス・ヒル、エリス・ブルック、パース・ヒルズ
9月種類が最も多いキングス・パーク、ボールド・パーク、国立公園各地
10月遅咲き、海岸部ヤンチェプ、ボールド・パーク、ロットネスト島
11~12月海岸性植物が中心ロットネスト島

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ヌーンガーの季節とワイルドフラワー

パースは、ワジュック・ヌーンガー(Whadjuk Noongar)の人々の土地です。

ヌーンガーの季節は、ヨーロッパ式の四季ではなく、植物、動物、雨、風、気温の変化を基に六つに分けられます。

ワイルドフラワーの咲き始めは、一般にジルバ(Djilba)とカンバラン(Kambarang)の時期に重なります。

季節おおよその時期特徴
ジルバ(Djilba)8~9月頃寒い日と暖かい日が混じり、黄色やクリーム色の花が増える。
カンバラン(Kambarang)10~11月頃気温が上がり、多彩な花と爬虫類の活動が目立つ。

六季は日付で厳密に切り替わるものではありません。自然の変化を読み取る考え方として理解してください。

花を探す際も、単に「9月だから満開」と決めつけず、雨、気温、土地の違いを見ると、パースの自然がより分かりやすくなります。

キングス・パーク

パースで最も手軽にワイルドフラワーを見られるのが、キングス・パーク・アンド・ボタニック・ガーデン(Kings Park and Botanic Garden)です。

市内中心部のすぐ西側にあり、車がなくても行けます。

西オーストラリア植物園には、州内各地の植物が集められており、春には遠方までドライブしなくても多様な花を一度に見られます。

初めて西オーストラリア州の花を見る人、滞在日数が短い人、歩行距離を抑えたい人に最もおすすめです。

2026年のエバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバル

2026年のフェスティバルは、9月18日(金)~10月4日(日)に開催されます。

西オーストラリア州のワイルドフラワーをテーマに、花壇展示、ガイドウォーク、トーク、ワークショップ、家族向けイベントなどが行われます。

多くの展示とイベントは無料ですが、予約制・有料のプログラムもあります。

会期中の週末は混雑するため、花をゆっくり撮影したい場合は平日の朝が向いています。

西オーストラリア植物園

西オーストラリア植物園では、3,000種を超える西オーストラリア州の植物が展示されます。

地域別に植栽されているため、南西部、ゴールデン・アウトバック、北西部など、広い州内の植物の違いを比較できます。

エバーラスティングの花壇、カンガルーポー、バンクシア、グレビレア、フェザーフラワーなど、写真映えする花も豊富です。

ロッタリーウエスト・フェデレーション・ウォークウェイ(Lotterywest Federation Walkway)を歩けば、花とパース市街地の景色を同時に楽しめます。

無料ガイドウォーク

キングス・パークでは、ボランティアガイドによる無料ウォークが行われます。

花の名前だけでなく、植物の生態、ヌーンガー文化、保全活動を知ることができます。

英語での案内が中心ですが、植物名は表示板と照らし合わせながら確認できます。

開催時刻と集合場所は季節によって変わるため、当日の案内を確認してください。

アクセス

パース中心部から無料CATバス、路線バス、徒歩、タクシー
入園料無料
おすすめ時間平日の朝、または夕方
トイレ・飲食あり
車椅子・ベビーカー主要園路は利用しやすい

園内は非常に広いため、花だけを見るなら西オーストラリア植物園を中心に2~3時間確保してください。

市街地の景色、昼食、ブッシュランドまで含めるなら半日必要です。

車なし・市内近郊で行きやすい場所

ボールド・パーク

ボールド・パーク(Bold Park)は、シティ・ビーチ近くに残る約437ヘクタールの自然ブッシュランドです。

キングス・パークの植物園と違い、自然の植生の中で花を探します。

15キロを超える歩道があり、春にはワトル、スモークブッシュ、ハーデンベルギア、サンドドロセラ、ピンク・フェアリー・オーキッド、スパイダー・オーキッドなどが見られます。

歩きやすいのはキャメル・レイク・ヘリテージ・トレイル(Camel Lake Heritage Trail)で、1.7キロ、約30分です。

種類を多く見たいなら、5.1キロのザミア・トレイル(Zamia Trail)が向いています。

公衆トイレは園内になく、近くのペリー・レイクスの設備を利用します。

ワイヤレス・ヒル

ワイヤレス・ヒル・パーク(Wireless Hill Park)は、パース南西部のブーラグーンにある自然保護区です。

春のワイルドフラワー・ウォークは、地元住民だけでなく海外旅行者にも人気があります。

オーキッド、カンガルーポー、ワトル、バンクシアなどが見られ、短い散策で花を探せます。

博物館、展望地点、トイレ、バーベキュー設備があり、郊外の自然保護区としては利用しやすい場所です。

中心部から公共交通で行く場合は乗換えと徒歩が必要なため、短時間ならタクシーや配車アプリが便利です。

パイニー・レイクス

パイニー・レイクス保護区(Piney Lakes Reserve)は、ウィンスロップにある湿地とブッシュランドです。

8月頃からジルバの花が増え、地元のワイルドフラワー協会によるガイドウォークが行われることがあります。

2026年8月23日には、約2キロ、1時間の無料ワイルドフラワー・ウォークが予定されています。

比較的平坦な場所ですが、一部の道はベビーカーや歩行器に向かない場合があります。

スター・スワンプ

スター・スワンプ・ブッシュランド保護区(Star Swamp Bushland Reserve)は、パース北部に残る約96ヘクタールの自然保護区です。

200種を超える在来植物が記録され、春はバンクシア林、低木、オーキッドなどを観察できます。

観光施設として整備された植物園ではないため、花の表示板は限られます。

静かなブッシュウォークを楽しみたい人、北部の海岸平野の植生を見たい人に向いています。

パース北部のおすすめ

ヤンチェプ国立公園

ヤンチェプ国立公園(Yanchep National Park)は、パース中心部から車で約50~60分の場所にあります。

森林、湿地、石灰岩地形があり、ワイルドフラワーのほか、カンガルー、鳥、コアラ・ボードウォーク、洞窟も楽しめます。

ワイルドフラワーの見頃は主に9~10月です。

ツアートレイル(Ghost House Walk Trail)や長いコースでは、石灰岩の露頭、バンクシア、グラスツリー、低木の花を観察できます。

短時間なら、マクネス・ハウス・ビジターセンター(McNess House Visitor Centre)で当日の花の場所を聞き、湖周辺と短い歩道を歩くとよいでしょう。

パース中心部から車で約50~60分
見頃9~10月
入園料車1台AU$17
トイレ・売店あり
おすすめワイルドフラワー、カンガルー、洞窟を一日で楽しみたい人

公園は広く、花だけを見る場合でも2~3時間必要です。

国立公園内は犬などのペットを連れて入れません。

北部海岸平野の花

パース北部の海岸平野は、白い砂質土壌と石灰岩の上にバンクシア林、ヒース、グラスツリーが広がります。

春にはワトル、パロットブッシュ、ワンサイデッド・ボトルブラッシュ、ハーデンベルギア、オーキッドなどが見られます。

花は林の奥に点在するため、速く歩くより、同じ場所で数分立ち止まり、足元と低木を観察する方が多く見つかります。

パース・ヒルズのおすすめ

ジョン・フォレスト国立公園

ジョン・フォレスト国立公園(John Forrest National Park)は、パース中心部から車で約30~40分です。

西オーストラリア州で最も古い国立公園で、ジャラ、マリー、ワンドゥーの森、花崗岩、季節の滝、旧鉄道跡があります。

冬から春にかけて滝に水が流れ、同時にワイルドフラワーが見頃となります。

短いナショナル・パーク・フォールズ・ウォーク(National Park Falls Walk Trail)は約2.5キロ、グレン・ブルック・トレイル(Glen Brook Trail)は約4.5キロです。

花を探しながら景色も楽しみたい人には、イーグル・ビュー・ウォーク・トレイル(Eagle View Walk Trail)が有名ですが、約16キロの長いコースで、経験と体力が必要です。

パース中心部から車で約30~40分
見頃8月後半~10月
入園料車1台AU$17
主な花ワトル、ハケア、グレビレア、オーキッド、低木の花
注意岩と滝周辺は滑りやすい

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レズマーディー滝

レズマーディー滝(Lesmurdie Falls)は、マンディー地域公園(Mundy Regional Park)内にあります。

パース中心部から車で約30~40分。滝上部の駐車場から展望台までは短く、歩行距離を抑えながら花と市街地の景色を楽しめます。

見頃は冬の終わりから春で、滝の水量とワイルドフラワーを同時に見られます。

長く歩ける人は、フット・オブ・ザ・フォールズ・トレイル(Foot of the Falls Trail)やレズマーディー・ブルック・ループ(Lesmurdie Brook Loop)を組み合わせられます。

国立公園の入園料はありません。

ワリャンガ国立公園

ワリャンガ国立公園(Walyunga National Park)は、パース北東部のエイボン川とスワン川がつながる谷にあります。

冬から春にかけて川の水量が増え、花崗岩、ワンドゥー林、ヒースにワイルドフラワーが咲きます。

ハケア、グレビレア、アイソポゴン、ペトロフィレ、バーティコーディアなどを探せます。

短いアボリジナル・ヘリテージ・トレイル(Aboriginal Heritage Trail)から、4~6キロのカンガルー・トレイル、キングフィッシャー・トレイルまで複数のコースがあります。

園内は8時~17時が基本で、入園料がかかります。

大雨の後は川の流れと岩場が危険になるため、歩道と警告表示を守ってください。

ノーブル滝とF・R・ベリー保護区

スワン・バレーの北東にあるノーブル滝(Noble Falls)とF・R・ベリー保護区(F.R. Berry Reserve)は、ワイルドフラワーとピクニックを組み合わせやすい場所です。

ノーブル滝は冬の雨の後に水量が増え、周囲の歩道ではバンクシア、ハケア、グレビレアなどを探せます。

F・R・ベリー保護区は自然のブッシュランドが残り、春の散策に向いています。

キングス・パークのような花壇ではないため、花の量は年ごとの雨量と場所で変わります。

スワン・バレーのワイナリーやカフェと組み合わせると、一日のドライブコースにしやすくなります。

パース南部のおすすめ

エリス・ブルック・バレー

エリス・ブルック・バレー(Ellis Brook Valley)は、バニョウラ地域公園の一部で、パース中心部から車で約35~45分です。

550種を超える花の咲く植物が記録され、パース都市圏で特に植物の種類が多い場所として知られています。

見頃は8~10月。ワトル、ハケア、グレビレア、オーキッド、カンガルーポーなどを探せます。

ブルー・レン・ランブル・トレイル(Blue Wren Ramble Trail)は比較的歩きやすく、往復約2.8キロです。

シックスティー・フット・フォールズ・トレイル(Sixty Foot Falls Trail)は約2キロですが、急な登りと岩場を含みます。

見頃8~10月
入場料無料
開園時間通常8:00~17:00
トイレハニーイーター・ホローにあり
飲料水なし

非常に高い、または極端な火災危険日には閉鎖されます。

園内に飲料水の供給はないため、十分な水を持参してください。

バニョウラ地域公園

バニョウラ地域公園(Banyowla Regional Park)は、ダーリング山地の斜面と谷を保護する広い地域公園です。

エリス・ブルック・バレーのほか、ブライドル・トレイル、ヒース、ワンドゥー林、季節の水路があります。

ジルバからカンバランにかけて花が増え、展望地からスワン海岸平野を見渡せます。

短時間ならエリス・ブルック・バレーを選び、長く歩ける場合は周辺のトレイルへ広げるとよいでしょう。

ロットネスト島のワイルドフラワー

ワジュマップ/ロットネスト島(Wadjemup / Rottnest Island)は、クオッカとビーチだけでなく、海岸性のワイルドフラワーも見どころです。

公式案内では、見頃は9~12月。種類によっては7月から咲き始めます。

海風と塩分に強い低木、デイジー、ピッグフェイス、コッキーズ・タング、ファンフラワーなどが島内の歩道沿いに咲きます。

おすすめエリア

  • ザ・ベイスン周辺:短時間で歩きやすい
  • ジオーディー・ベイ西側:7~9月のコッキーズ・タング
  • ヴラミン展望台周辺:島の低木と景色
  • ウェスト・エンド:海岸のヒースと遅咲きの花
  • ワジュマップ・ビディ(Wadjemup Bidi):島を区間ごとに歩ける

日帰りなら、フェリー到着後に自転車またはバスで移動し、短い歩道を組み合わせます。

ワイルドフラワーをじっくり見るなら、観光バスだけで島を一周するより、1~2区間を歩く方が見つけやすくなります。

島には毒蛇のダガイトが生息します。茂みへ入らず、歩道を利用してください。

代表的なワイルドフラワー

エバーラスティング

紙のような花びらを持つキク科の花で、ピンク、白、黄色などがあります。

キングス・パークでは広い花壇で見られますが、パース近郊の自然保護区で必ず大規模な花畑になるわけではありません。

カンガルーポー

カンガルーの前足に似た形の花で、西オーストラリア州を代表する植物です。

赤と緑のレッド・アンド・グリーン・カンガルーポーは州花です。

キングス・パークでは見つけやすく、郊外では草や低木に紛れて咲きます。

オーキッド

ドンキー・オーキッド、スパイダー・オーキッド、ピンク・フェアリー・オーキッド、カウスリップ・オーキッドなどがあります。

多くは小さく、地面近くに咲きます。

花を探すために歩道外へ入ると、まだ咲いていない株や地下の塊茎を踏むため、必ず道から観察してください。

バンクシア

円筒形や丸い花序を持ち、鳥や昆虫の重要な食料になります。

海岸平野、ボールド・パーク、ヤンチェプ、スター・スワンプなどで見られます。

ワトル

アカシア類の総称で、冬の終わりから春に黄色い花を咲かせます。

パース周辺では最も目につきやすい早咲きの花の一つです。

スモークブッシュ

煙のように見える灰色や紫がかった細かな花で、ボールド・パークなどで観察できます。

遠くから派手に見える花ではなく、近くで質感を楽しむ植物です。

グレビレア・ハケア

赤、ピンク、黄色、白などの個性的な花を咲かせます。

種類が多く、海岸平野からパース・ヒルズまで幅広い場所で見られます。

車あり・車なしの選び方

場所車なし車が便利
キングス・パーク非常に行きやすい不要
ボールド・パークバス+徒歩で可能あると便利
ワイヤレス・ヒルバス+徒歩、配車アプリ便利
ロットネスト島フェリー+自転車・バス不要
ヤンチェプ国立公園時間がかかる推奨
ジョン・フォレスト国立公園路線バスでは不便推奨
エリス・ブルック・バレー公共交通では困難必要に近い
ワリャンガ国立公園公共交通では困難必要

車なしのおすすめ

半日ならキングス・パーク、一日ならキングス・パークとボールド・パーク、またはロットネスト島を選びます。

植物に詳しいガイド付きツアーへ参加すれば、郊外でも車を運転せずに花を見られます。

レンタカー利用

パース・ヒルズと郊外の保護区を巡るならレンタカーが便利です。

左側通行、郊外の狭い道、カンガルーの飛び出しに注意してください。

夕方以降は野生動物との衝突リスクが高くなるため、明るいうちに市内へ戻る計画が安心です。

ガイド付きツアーの選び方

ワイルドフラワーは、同じ種類でも開花場所が毎年少しずつ変わります。

限られた日程でオーキッドや特定の花を見たい場合は、現地ガイド付きツアーが効率的です。

ツアーの利点

  • 直近の開花場所を把握している
  • 小さなオーキッドを見つけてもらえる
  • 植物名と生態を説明してもらえる
  • 郊外の運転と駐車を任せられる
  • 複数の場所を一日で回れる

予約時の確認

  • 英語ガイドか日本語ガイドか
  • 歩行距離と坂道
  • 訪問地が固定か、開花状況で変更するか
  • 昼食と飲料水
  • ホテル送迎
  • 国立公園入園料
  • 雨天時の催行条件

花の場所を固定している大型観光ツアーより、開花状況に応じて訪問地を変える少人数ツアーの方が、自然の花を見つけやすい場合があります。

写真撮影のコツ

朝の光を利用する

花の色が柔らかく写り、風も午後より弱いことが多いため、午前中が撮影に向いています。

キングス・パークでは、混雑を避ける意味でも早朝がおすすめです。

しゃがむ前に足元を見る

撮影に夢中になると、別の花や小さな株を踏みやすくなります。

歩道から撮れる構図を選び、花壇やブッシュランドへ入らないでください。

望遠を使う

スマートフォンの望遠機能や中望遠レンズを使えば、歩道から離れた花を踏まずに撮影できます。

オーキッドは低い位置から撮ると形が分かりやすくなります。

花畑だけでなく環境も入れる

バンクシア林、ジャラの森、花崗岩、滝、パース市街地などを一緒に写すと、場所の特徴が伝わります。

一輪の接写と、景観を含む写真の両方を撮っておくとよいでしょう。

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服装と持ち物

  • 歩きやすい運動靴またはハイキングシューズ
  • 長ズボン
  • 帽子
  • 日焼け止め
  • サングラス
  • 薄手の防水ジャケット
  • 飲料水
  • 虫よけ
  • スマートフォンの予備バッテリー
  • オフライン地図
  • 双眼鏡
  • 小型のマクロレンズまたは望遠レンズ

8~9月は、晴れていても雨が降り、朝夕は冷えることがあります。

ブッシュランドでは蚊、ダニ、アリ、蛇に備え、サンダルよりつま先を覆う靴が安心です。

国立公園と郊外の保護区には飲料水がない場所もあるため、市内で購入してから出発してください。

モデルコース

車なし・半日

時間モデルプラン
8:30パース中心部からキングス・パークへ。
9:00西オーストラリア植物園とエバーラスティングの花壇。
10:30無料ガイドウォークまたはフェデレーション・ウォークウェイ。
12:00園内で昼食、市内へ戻る。

車なし・1日

時間モデルプラン
午前キングス・パークで植物園とガイドウォーク。
シティ・ビーチ方面へ移動。
午後ボールド・パークのキャメル・レイク・トレイルまたはザミア・トレイル。
夕方シティ・ビーチで夕日、市内へ。

レンタカー・パース・ヒルズ1日

時間モデルプラン
8:00パース出発。
8:45ジョン・フォレスト国立公園で短い滝のトレイル。
11:30ミッドランドまたはパース・ヒルズで昼食。
13:30レズマーディー滝で展望台とワイルドフラワー。
16:00パースへ戻る。

レンタカー・南部1日

時間モデルプラン
8:30パース出発。
9:15エリス・ブルック・バレーでブルー・レン・ランブル。
11:30余力があればシックスティー・フット・フォールズ。
13:30近郊で昼食。
15:00ワイヤレス・ヒルで短いワイルドフラワー・ウォーク。
17:00パースまたはフリーマントルへ。

4日間・パース近郊ワイルドフラワー

日程モデルプラン
1日目キングス・パークとボールド・パーク。
2日目ヤンチェプ国立公園、北部海岸平野。
3日目ジョン・フォレスト国立公園、レズマーディー滝。
4日目ロットネスト島で海岸性の花とクオッカ。

開花状況と天気を見て、2日目と3日目を入れ替えられる日程にすると安心です。

安全・自然保護の注意

花を摘まない

国立公園、地域公園、自然保護区、キングス・パークでは、花、種、葉、枝を採取しません。

落ちている花や種も、動物の食料や次世代の植物につながるため、その場に残してください。

歩道から外れない

オーキッドや小さな植物は、花が咲いていない時には見えにくく、歩道外へ一歩入るだけで踏みつける可能性があります。

写真撮影のためにロープや低い柵を越えないでください。

蛇に注意する

気温が上がる春は、ダガイトやタイガースネークなどが活動し始めます。

蛇を見たら近づかず、逃げ道を残して静かに離れてください。

噛まれた場合は歩き回らず、圧迫固定法を行い、000へ連絡します。

山火事と計画焼却

春でも、高温、乾燥、強風の日は火災危険度が上がります。

国立公園やエリス・ブルック・バレーは、火災危険、計画焼却、緊急事態で閉鎖される場合があります。

出発前にパーク・アラートとエマージェンシーWAを確認してください。

滝と岩場

ジョン・フォレスト、レズマーディー、エリス・ブルックでは、雨後の岩と斜面が滑りやすくなります。

滝の縁や濡れた岩へ登らず、展望台と歩道を利用してください。

飲料水を持参する

郊外の保護区には、水道がない場所があります。

短い散策でも1人1リットル程度を目安にし、暑い日は増やしてください。

植物名を断定しない

似た花が多く、写真だけで正確な種を判別するのは難しい場合があります。

希少種の位置をSNSで公開すると、踏みつけや盗掘につながることがあります。

場所の公開範囲は、管理者と植物観察グループのルールに従ってください。

ドローン

国立公園、都市公園、ロットネスト島では、許可や飛行制限があります。

花畑、人、野生動物の上で無断飛行しないでください。

緊急時

オーストラリアの警察・消防・救急は000です。

郊外では携帯電話がつながりにくい場所があるため、オフライン地図を保存し、同行者へ行程を伝えてください。

満開の写真と同じ景色を保証できる場所はない

自然の花は、雨、気温、火災、開花の進み方で毎年変わります。キングス・パークを基本に、郊外は直前の開花情報を見ながら訪問地を決めるのが失敗しにくい方法です。

パースのワイルドフラワーに関するよくある質問(FAQ)

パースのワイルドフラワーはいつが見頃ですか?

一般的な見頃は8~10月で、最も種類がそろいやすいのは9月です。ロットネスト島では11~12月に見られる種類もあります。

2026年のキングス・パーク・フェスティバルはいつですか?

2026年9月18日から10月4日までです。展示、ガイドウォーク、トーク、ワークショップなどが予定されています。

車がなくても見られますか?

見られます。キングス・パークは無料CATバスや路線バスで行けます。ボールド・パーク、ワイヤレス・ヒル、ロットネスト島も公共交通と配車サービスを組み合わせて訪問できます。

最も確実に花を見られる場所はどこですか?

短期旅行ならキングス・パークです。州内各地の植物が計画的に植えられ、9月のフェスティバル期間は特に種類が豊富です。

自然のワイルドフラワーを多く見られる場所は?

エリス・ブルック・バレー、ボールド・パーク、ジョン・フォレスト国立公園、ヤンチェプ国立公園、ワリャンガ国立公園などがおすすめです。開花状況は年により変わります。

花を摘んでもいいですか?

摘んではいけません。国立公園、自然保護区、地域公園では、花、種、枝、葉の採取は禁止されています。

9月後半でも見られますか?

多くの場所で見られます。2026年のキングス・パークのフェスティバルも10月4日まで開催されます。暑い年は郊外の花が早く終わる場合があります。

雨の日でも楽しめますか?

小雨ならキングス・パークの舗装路を歩けます。郊外の岩場と滝は滑りやすくなるため、悪天候時はキングス・パークや市内観光へ変更してください。

オーキッドは簡単に見つかりますか?

小さく、草や落ち葉に紛れるため、初めての人には難しいことがあります。ガイドウォークや少人数ツアーを利用すると見つけやすくなります。

パース近郊のワイルドフラワーに関する参考情報

まとめ:初めてなら9月のキングス・パークを中心にする

パース近郊のワイルドフラワーは、例年8~10月が見頃で、最も種類がそろいやすいのは9月です。

2026年のエバーラスティング・キングス・パーク・フェスティバルは9月18日~10月4日。短期旅行なら、まずキングス・パークを日程に入れてください。

自然の中で花を探すなら、ボールド・パーク、ワイヤレス・ヒル、ヤンチェプ国立公園、ジョン・フォレスト国立公園、エリス・ブルック・バレーがおすすめです。

車がない場合は、キングス・パーク、ボールド・パーク、ロットネスト島を組み合わせられます。郊外の国立公園を複数回るなら、レンタカーまたはガイド付きツアーが便利です。

開花は毎年変わるため、満開の写真だけを基準にせず、直前の情報を確認し、花壇と自然のブッシュランドの両方を楽しむ計画にしてください。

花を摘まず、歩道から外れず、小さなオーキッドや次の季節の芽を踏まないことが、西オーストラリア州の貴重な植物を守ることにつながります。

パースの旅行手配

トラベルドンキーでは、パースのオプショナルツアー(現地発着ツアー)、アクティビティ等をご紹介、ご予約を承っています。

パースと西オーストラリア州を知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

パース旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いパース旅行になりますよ。

トラベルドンキーにお任せください!

 

トラベルドンキー

お得な現地発ツアーとアクティビティ

トラベルドンキーは、海外の各都市から出発・催行されるツアーを取り扱う、海外現地ツアー専門サイトです。

オプショナルツアーと一般的に呼ばれている、日本語ガイドの付く日帰りツアーの他、英語ガイドで行われるツアー、海外現地出発・解散の宿泊を伴う周遊小旅行、マリンスポーツ・乗馬・スカイダイビング等のアクティビティ等も取り扱っています。